セールスの極意を学ぶ

税理士のさかもと

2010年10月08日 18:27

今日は、つい最近読んだ、こんなセールスに関する本の一節から。
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今日も、多くの営業マンが歩き回り、疲れ果て、肩を落とし、挙句の果ては値切られて帰っていく。なぜなのか?

それは彼ら営業マンが、いつも自分のことしか考えていないからだ。彼らは私達に買いたいものなど何もないことにさえ気づいていない。

私達は、私達が何かを買いたいと思った時に、自ら出かけて行って買うまでだ。私達の関心は自分達の問題をどう解決するのかということにしかないのだから。

もし、営業マンが提供するサービスや商品が私達の問題を解決してくれるなら、彼らは決して私達に売り込む必要などない。私達が買うだけだ。

お客が好きなのは自分達が買っていると感じること。売られていると感じることではない。
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いかがでしょうか? 確かに、現代はモノがあふれかえっています。もちろん、モノだけでなく、情報も。だからこそ、お客様の本当のニーズやウォンツがどこにあるかを先ず、的確につかむことが大事、

・・・でも、実はこれ、セールスについて書かれた本じゃありません。
本当は

かの有名なデール・カーネギーの「人を動かす」の一節です。この本が最初に世に出たのはなんと1937年(!)

1929年に世界恐慌が起き、続いて1930年には昭和恐慌が、1937年には日本と中国との間で支那事変が起きます。ドイツでナチス政権が誕生するのもこのころです。

そんな大昔に書かれた本のこの一節は、しかし、現代にも通じる貴重な教訓を与えてくれます。

どうですか? 世代を超えたベストセラーというのは、やはりそれだけ

中身が濃い!

ということなんですね。


これがカーネギーさん

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