もしもピアノが弾けたなら その1
2010年04月30日
ここ数年、いわゆる団塊の世代を中心に、若かりし頃の音楽への情熱を、夢よもう一度と再び燃え上がらせるオジサンたちの活躍をよく目や耳にします。自分の息子ほどの年齢の若者に混じって、楽器店でエレキギターを物色する白髪まじりのお父さんや、プロ顔負けの活躍でCDまで出しちゃったオヤジバンドまで、同世代のオヤジとしても大いなる刺激をもらっています。
知り合いのやっている音楽教室にも、楽器なんかさわったこともない、譜面も読めない、それでも何とか人前で1曲ピアノを弾いてみたいという大いなる野望(?)を持ったオジサン達が時々訪ねて来るそうですが、
いやぁ、オッサンパワー全開!です。
で、そんなオジサンたちの熱い視線を浴びている音楽教室ですが、そのキャッチコピーの方はと言うと・・・
・幼児から大人まで誰もが楽しめる音楽生活
・こころとからだと音楽がとけあう時間
・始めよう!音楽が奏でる楽しい生活
・安心と信頼の○○○音楽教室
といった感じで、何だかせっかくのヤル気も、みごとに出鼻をくじかれそうな気がしてきます。
音楽学校の広告に使われたヘッドラインで大変有名なものがあります。これです。
私がピアノの前に座ると、みんなは笑い出しました。
でも、いざ演奏を始めると・・・
でも、いざ演奏を始めると・・・
U・Sスクール・オブ・ミュージックの広告です。ジョン・ケープルスという大変有名なコピーライターの作で、書かれたのは、なんと1925年(!)です。
印象的なヘッドラインに続いて・・・
「アーサーがピアノを弾き終えたとき、部屋は賞賛の拍手で満たされました。その時、私は今こそ私のデビューの時だと決心したのです。私は大股でピアノの前に近づき、椅子に座りました。誰かが『おい、ジャックがまた何か冗談をはじめるつもりだぜ』と言ったので、みんなが笑い出しました。『彼って、本当にピアノ弾けるの?』ある女性がアーサーに小声でささやくのが聞こえました。アーサーがこう答えます。『神に賭けてありえないね』」
でも、ジャックがベートーベンの「月光」を弾き出すと、最初の数小節で、人々の口から笑いが消えます。
そして、見事1曲弾きおえたジャックに友人が驚きの表情を浮かべながらこう尋ねます。
「ジャック、どうして君がこんなにピアノを弾けるだなんて今まで教えてくれなかったんだ。
どこで習ったんだ?・・・いつから?・・・誰に習ったの?」
答えは・・・
「U・Sスクール・オブ・ミュージックって聞いたことがあるだろう。その通信講座で習ったんだ」
文章こそさすがに少々時代がかった、大袈裟な感は否めませんが、でも、そんなタイムラグを差し引いて考えても、この広告のヘッドラインや物語風のセールスコピーは十分、現在に通用する魅力を持っていると思います。
さて、この85年前に世に出た大ヒット広告は、
それから50年後に再び姿を変えて人々の前に現れます。
それから50年後に再び姿を変えて人々の前に現れます。
・・・ということで、続きはまた、次回をお楽しみに!
売上増大で、経営者の「やりたい」を「できる」にかえる。
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Posted by 税理士のさかもと at 08:00│Comments(0)
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